株式会社neuron portは、このたびPerserise社との業務提携を締結し、新たに臨床試験支援事業を開始いたしました。本パートナーシップにより、当社は医療分野における革新的なサービス提供を目指し、最新の技術を活用した臨床試験の支援を展開してまいります。
DCT(Decentralized Clinical Trial:分散型臨床試験)の導入
DCTとは?
近年、デジタル技術の発展により、臨床試験の形態も進化を遂げています。DCTは、従来の中央集約型試験とは異なり、被験者が自宅や勤務先などからリモートで参加できる新しい臨床試験の形態です。これにより、地理的・時間的制約が解消され、より多様な被験者の参加が可能となります。
DCTのメリットと主要技術
- 柔軟な参加:被験者は遠隔地からでも参加可能で、より広範な募集が実現。
- リアルタイムデータ収集:ウェアラブルデバイスやスマートフォンを活用し、正確な健康データを取得。
- 主要技術
- テレメディシン:オンライン診断・相談による遠隔医療。
- ウェアラブルデバイス:生体情報を自動記録し、リアルタイムで共有。
- 電子同意(e-Consent):安全かつ迅速にインフォームドコンセントを取得。
- ePRO:被験者による健康状態のデジタル報告をサポート。
当社のDCT支援サービス
株式会社neuron portは、DCTの全プロセスを支援するため、以下のサービスを提供します。
- 効率的な被験者募集:デジタルマーケティング技術を活用し、最適な被験者の確保を実現。
- 高品質なデータ管理:クラウドシステムによる正確かつ信頼性の高いデータ管理。
- 円滑なコミュニケーション環境:医師、被験者、試験運営者の情報共有を効率化。
- カスタマイズ可能な試験運営:各試験の特性に応じた柔軟な運営プランを提供。
PRO事業(被験者募集支援)
被験者募集の重要性と課題
臨床試験の成功には、適切な被験者の確保が不可欠です。しかし、従来の募集方法では地域的な偏りや情報伝達の限界がありました。
当社のアプローチと技術
- デジタルマーケティングの活用:SNS、検索エンジン、オンライン広告を駆使し、対象被験者層へ直接アプローチ。
- データ分析によるターゲティング:過去の募集実績や市場動向を分析し、最適な募集戦略を策定。
- オンライン事前スクリーニング:適合性を事前に確認し、試験開始前から質の高い被験者リストを構築。
- 安全性とプライバシーの確保:最新のセキュリティ対策と厳格なプライバシーポリシーを適用。
当社PRO事業の強み
- SMO事業との連携により、受託試験の被験者管理から実施まで一括で対応。
- 広範なネットワークを活用した被験者募集が可能。
- 迅速な募集プロセスにより、試験全体のスケジュール管理を最適化。
SMO(Site Management Organization)支援事業
SMOとは?
SMOは、臨床試験の現場において、試験実施施設の運営管理やサポートを専門に行う組織です。試験施設との連携強化、スタッフ研修、品質管理を通じて、安全かつ効率的な試験実施を支援します。
当社のSMO支援サービス
株式会社neuron portは、Perserise社との提携により、以下のSMO支援を提供しています。
- 包括的な現場サポート:試験施設との連携体制を強化し、運営全体をワンストップで支援。
- 先進の品質管理システム:デジタルツールを活用し、現場の状況をリアルタイムで監視。
- 柔軟な対応と改善提案:試験運営中の課題に迅速に対応。
実績・受託可能な臨床試験
- 治験(第Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ相試験、ワクチン等)
- 臨床研究
- 医療機器の臨床試験
- 機能性食品の臨床試験
提携施設(浩央会)
- 西東京さくらクリニック
- 国立さくら病院
- 東小金井さくらクリニック
今後の展望
臨床試験のグローバル化やデジタル技術の進展に伴い、DCTの普及やSMOの役割はますます拡大すると考えられます。株式会社neuron portは、最新技術と専門知識を活かし、より安全かつ効率的な臨床試験環境の構築を目指します。
また、AIを活用したターゲティング技術や、他の試験支援システムとの連携を強化することで、臨床試験支援の全体最適化を実現してまいります。今後も、患者様の安全と信頼を最優先に、革新的なサービス提供を推進してまいります。
株式会社neuron portは、臨床試験支援の最前線で、新たな未来を切り拓くことをお約束します。